契約書のひな形/契約書テンプレートに潜む地雷とは?

まず結論から申し上げます。

**************************************
契約書の修正に精通していない限り、
契約書雛形や契約書テンプレートの使用は
やめましょう!
**************************************

契約書雛形/契約書テンプレートのリスクを3点ほど
ご紹介しますね。

 

@自分に不利な契約書を作ってしまうリスク

 すでに出来ている契約書と言う物は大抵、
 どちらかの当事者に都合の良いようにできています。

 例えば売主に有利又は買主に有利、っていう
 感じです。

 でもそれは、契約書をパッと見てなかなか
 わからないものなのです←ここがポイント!

 英文の契約書なら尚更です。

 もしあなたがが売主の場合に、
 不幸にも買主に有利なテンプレートを使って
 しまったらどうなりますか?

  
 遠藤のお客様にこのような話をすると、
 「そんなの読めばわかるでしょー」と言う方が
 いらっしゃいますが、今までの見た限りでは
 95%以上の方が見抜けていませんでしたふらふら

 それ程、契約書というのはわかりにくく出来ている
 ものなのです。

 

A恥を掻いて、信頼を失うリスク


 例えば、あなたが「ワインの売買」に関わる
 取引基本契約書をテンプレートを使って作るとします。

 でも、そのテンプレートがソフトウェアプログラムの
 売買に関わるものだったとします。

 その場合、契約書の中に、「このモジュールに関わる
 知的財産権は売主のものとする」なんて条文がさらっと
 紛れていたらどうでしょう?

 そして相手方から、「なんですか?このモジュールって
 言うのは?」なんてあなたが突っ込まれたら
 どうですか?

 みっともないこと、このうえないですよね?

 

 更に細かい話ですが・・・・・

 例えば、

 第10条(損害賠償)
 第11条(秘密保持)
 第12条(知的財産権)

 というような契約書雛形/契約書テンプレートが
 あるとします。

 そして、別のページにある第30条(契約解除)の文中に

 「第12条に規定する知的財産権については・・・」
 第12条の条件を参照するようになっていたとします。

 ところがあなたは第11条(秘密保持)の条文は不要
 だとして、削除し、それに応じて第12条(知的財産権)を
 第11条(知的財産権)に修正したとします。

 ところが、離れた別のページにある第30条の文中にある

  「第12条に規定する知的財産権については・・

 については第12条⇒第11条への変更を忘れてしまった
 ということが数多く発生するのです。

 

 そんな契約書をそのまま相手に提出してしまったらどうでしょうか?
 誤字・脱字どころの騒ぎではないですよね?

 

 「この相手はいい加減なやつだから、きっとこの後は似たような事が
  起こるに違いない!」

 と信頼を失ってしまうのです。


B契約書が8割できた!と思考がストップしてしまうリスク

 正直、契約書って面倒くさいですよねもうやだ〜(悲しい顔)

 誰もが、「早くこんな仕事終わらしたなー」と思って作るのです。

 そんな時、手頃な契約書雛形/契約書テンプレートが見つかると、

 「あーこれで8割方できたようなもんだーわーい(嬉しい顔)

 と安心してしまうものなのです。

 本当はこれから各条件の内容/リスクについて真剣に検討しなくては
 ならないのに、それを怠ってしまうものなのです。

 これってものすごい危険なことですよね?

 以上、契約書雛形/契約書のテンプレートには恐ろしい地雷が潜んで
  いるということを認識しておきましょう。

 関連トピック:
  「間違いだらけの法律家選び」もぜひお読みください。