先日、
小学生の読書感想文コンクールで
提出された応募作品の中で、
生成AIを不適切に使用した例が
10件以上見つかった、という
日経新聞の記事がありました。
「親が書いたのかと思ったら
生成AIだった・・・」
応募作品を審査した教員が
本人以外の者が書いた可能性を疑い、
生徒本人に確かめたところ
不適切な使用を認めたとか^^;
あなたは生成AIをどのような
ツールだ思っていますか?
ここで多くの人が陥りやすい勘違いが、
「人間が何もしなくても生成AIが全部やって
くれるのでラクチン!(^^)!」
という感覚です。
遠藤も最近、Chat-GPTを始めとした生成AIを
結構使うことが多いですが、そんなにオールマイティな
ものではありません^^;
生成AIはあくまでも、
★何かの仕事をするためのたたき台
★アイデアだしの壁打ち、ブレーンストーミング
に使われるべきものです。
言い換えれば、
その仕事についてきちんと最初から最後までこなせる人が
補助的に使うものであって、何も知らない素人が使うものでは
ありません。
ここを勘違いしていると、
冒頭のようなことになるのですよ。
読書感想文コンクールの応募作品ぐらいなら
まだ、先生に怒られる程度で許してもらえるかも
しれませんが、これがきちんとお金をもらって
行うビジネスだったら大変なことになりますよね^^;
このように、
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生成AIはあくまでも、たたき台やアイデア出しの
壁打ち・ブレーンストーミングに使用する
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という姿勢をもっておかなければいけないのは
あなたが業務提携の契約交渉で使用する
「契約書」でも同じです。
生成AIを使用した契約書作成ツールみたいなものも
世の中にいくつか出ていて、
「何も契約書に関する知識がないあなたでも
質問に答えるだけで簡単に契約書ができますよ~^^」
みたいな体で宣伝広告していますが
とんでもないです。
わかる人が少しチェックすれば
「なんじゃこりゃ?」
とすぐにわかるような間違いのオンパレードだったりすることも
珍しくないです。
さらにまずいことに
生成AIを使用して作成した契約書は
見た目はそれらしく文章が並んでいて立派に見えてしまいます。
だから何も知識がない素人が、
「やった~!完成だ!」
と勘違いしてしまうリスクも拡大し、
本当に怖いことになります^^;
何事もラクして済ませることはできないという
法則がここにも当てはまります。
あなたが生成AIを利用して
契約書を作成する際に参考にしてもらえれば
嬉しいです^^
またメールしますね。
遠藤祐二