大変ありがたいことですが、
遠藤の事務所には毎日のようにメールや電話で
20件ぐらいは契約書についての問い合わせが
あります。
そして、
契約サポートの依頼を受けた時は、
基本事項の質問4つと
詳細事項の質問を20くらい、
メールで送ります。
すると、
実に様々な反応があります。
◆ナシのつぶてパターン
いちいち回答するのが面倒なのでしょう。
そのまま何の返信もなく連絡が途絶えてしまいます^^;
◆関係のないリアクションパターン
質問にはほとんど回答せずに
「実は他にこんな話があるので検討してもらえませんか?」
と次々と新しい依頼をしてきます。
そのどれもが思い付き程度なのでいつまで経っても
話がまとまりません^^;
◆すぐに電話してくるパターン
文章を書くのが苦手な経営者です。
このタイプは自分の考えが整理できておらず
毎回いう事がコロコロと変わります^^;
◆遠藤の質問を右から左に相手に転送してしまうパターン
これ、本当にビックリしますがたまにいます^^;
自分に対してされた質問を勝手に交渉相手に転送してしまい、
「スミマセン、先生の質問を相手に送ったら
こんな返信が来たのでどうしたら良いでしょうか?」
と逆に質問してきます(笑)
「あなたに質問しているのですが。。。」と
言いたくなります(苦笑)
●一つ一つ丁寧にインラインで回答し、
逆に疑問点については質問するパターン
この反応をする経営者はいつも頭の中の
考えが整理されているので、その後の交渉も
スムーズに進めることができます。
大体一連の質問⇔回答が終わるころには、
「この人は問題なく契約締結までたどり着けるな。。。」
または
「まーこの人には無理でしょ?(><)」
ということがわかります。
さて、あなたはどのタイプでしょうか?
このように、
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良い質問を事前に準備しておく
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のは業務提携の契約交渉でも必須です。
これさえあれば交渉相手に対する貴重な
情報をかなり正確に入手することができます。
実力、人間性さらには価値観まで丸裸に
してしまうほどに強力な威力があります。
この質問は交渉の場で思い付きで出るものでは
ありません。
常に事前にリスト化しておき、もし余裕があれば
自社内でブレーンストーミングしてブラッシュアップ
しておけばベターです。
誰もが最初から良い質問リストを構築できる
ものではありません。
作っては、修正し、追加し、整理し、
また作っては、修正し、追加し、整理し
の繰り返しです。
まさに糠みそのように育てて行くものです。
よってあなたも常日頃から
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交渉で使う質問を育てる!
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という習慣を身につけるよう頑張ってみてくださいね。
またメールしますね。
遠藤祐二