先日、Webマーケティングのサポートをしている
Aさんと飲んでいました。
Aさんはその業界ではものすごい実績を出していて
たくさんのお客様に信頼されていますが、そのAさんが
こんなことをおっしゃっていました。
A:「遠藤さん、もっとも面倒くさい顧客ってどんな客だと思います?」
遠藤:「さぁ~。。。」
A:「一般的には、値切る客だとか納期を急がせる客だとか
思いますよね?」
遠藤:「はい。」
A:「でもね。私達にとって最も面倒くさい客は違うんですよ。」
遠藤:「と、おっしゃいますと。。?」
A: 「私達にとって最も面倒なのは、【手順を守らない客】なんです。」
遠藤:「。。。」
A:「Webマーケティングって結局はその顧客の最も輝いている部分を
引き出せなかったら効果は半減するんです。」
「だから私達はそれを引き出すために色々と顧客にヒヤリングしたり
シートに記入してもらったりするんですが、それを面倒くさがって
やってくれない顧客が結構いるんですよね。。。」
「そういう顧客に限って、『早くしろ!いつになったらできる?』と
結果だけせっつくものですから、これは本当に面倒くさいんです
よ~^^;」
A:「最近ではこのような顧客はこちらからお断りしちゃうことも
ありますね~^^;」
顧客の立場として、色々と要望を業者に言うのは
とても良いことだと思います。
でも、その業者の「サービス提供の手順」には
素直に従わないとダメです。
どこの業者もその「サービス提供の手順」があって
良い仕事のできる人ほどそれを大事にしているものです。
っていうかそれがベストパフォーマンスを発揮する
ためのノウハウそのものだったりします。
だからそこの部分をないがしろにするような顧客は
ベストなサービスを受けられなくても仕方がないと
いうことだと思います。
わかりやすい別の例で例えれば、
CT、MRI、血液検査、問診等の必要な事前検査を
すっ飛ばして、お医者さんに、
「早くガンの手術をしてくれ!!」
と駄々をこねている患者と同じことです。
このように、
=================
手順はその内容と同じぐらい重要!!
=================
なのは業務提携の契約交渉でも同じです。
この手順を間違ってしまう最も顕著な例が、
**************************
値段だけ先に決めてしまう!
**************************
という経営者です。
互いにどんなサービス/商品をどのような条件に
基づいて提供するか一切交渉していないのにも
拘らず、なぜか値段だけ先に決めてしまう、という
本当に不思議な交渉をする経営者がいまだにいます。
このような方は、その業務提携でどのような価値を
得られるか?について見定めようとすることができず
常に内向きにご自身のお財布だけを見ています。
これではまとまる交渉も纏まりませんし、
運よく?契約締結に至ったとしてもその業務提携は
長くは続かないでしょう。
実は他にも大事な「契約交渉の手順」というものが
色々とあるのですが、これはまた別の機会にご紹介しますね。
またメールしますね。
遠藤祐二