たとえばあなたが英検1級に挑戦することを決め、
多くの時間とお金をかけて本当に一生懸命に努力をしたとします。
・費やした勉強期間は1年間。
・週3回英会話教室に通う。
・毎日10分、CNNニュースを聞く。
・毎日20分、英語の小説を原文で読む。
しかし、神様は残酷なもので
そんな賢明な努力にも関わらず不合格。
そんなときについ、
「自分は別に海外に住んだり、仕事する訳じゃないから。。。」
「今はGoogle翻訳が進化しているので別に英語なんか話せなくても良いから。。。」
「財務とかマーケティング知識の方が英語より必要なんだよね。。。」
などと言ってあんなに自分が懸命に目指していた目標のことを
あたかも価値がない物のように言ってしまうことがありますよね?
これ、全て傷ついた自分を無意識のうちに
守ろうとする潜在意識の働きなのです。
英検1級合格という成果の価値を下げることによって
自分の傷ついた自己重要感を守ろうとしてしまいます。
ちなみに自己重要感とは、
「すごいね~^^素晴らしいね~^^」
と周りから賞賛されたい、
自分は価値がある人間だと思われたい、という
誰もがもっている基本的な感情のことです。
この、自己重要感は人間が生きていく上で欠かせない
とても大事なものなのですが、上記の例のように
それを守るために、周りの物の価値を下げようとすると
大抵、周りの人達から、
「この人ってカッコ悪い~^^;」
「ちょっと一緒にいたくないね。。。。」
と思われてしまいます。
周りの「物」の価値を下げるのであればまだ良いですが、
周りの「人」を攻撃してその価値を下げようとしようものなら
もう大変なことになります^^;
このように、
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自己重要感を周りの人・物の価値を下げることで
守ろうとしないよう要注意!!
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なのは業務提携の契約交渉でも同じです。
繰り返しますが、
無意識のうちに「ついつい」守ろうとしてしまうものなので
余程意識して注意していないとダメなのですよ。
例えばですが、
あなたが契約交渉に必要な商品の実験データを
提出する役割を分担したとします。
そして、あなたの不注意で用意した実験データが
不正確でまるで使えないトンチンカンな物であることが
判明してしまったします。
当然、交渉相手はそのことについてシビアな突っ込みを
入れるだけでなく、あなたの自己重要感を傷つけるような
ことを言う可能性大です。
「ちょっとぉ~勘弁してくださいよぉ~、んったく^^;」
「やる気あるのですか???」
ぐらいのことは言われるかもしれません。
そんな時につい自己重要感を守ろうとして、
「へん!そもそもこんな実験データなんかいくら揃えてところで
あまり意味なんかないんですよ!!」
などと言ってしまってはダメなのです。
そう言いたい気持ちはひじょ~によくわかりますが
それをすることで相手の信頼を失ってトラブルが発生するかも
しれません。
上記の例は極端な例ですが、とにかくあなたも
業務提携の契約交渉においては、
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自己重要感を周りの人・物の価値を下げることで
守ろうとしないよう要注意!!
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であることを覚えておいてくださいね^^
またメールしますね。
遠藤祐二