遠藤は6ケ月に一度、心臓の検診のために
大学病院に通っています。
10年以上前に狭心症の手術をしたのですが
お陰様で術後の経過もよく、今ではマラソン
しても全然大丈夫なくらいになりました^^
でもやはり薬の服用と定期健診は欠かせないのです。
先日、予約した診察日を変更してもらおうと
思って朝10時頃電話すると交換手が出ました。
遠藤:「お忙しいところすみません。
診察日の変更をしたいので
循環器内科につないで頂けますか?」
交換手:「申し訳ありません。診察日の変更の
お電話は午後2時から5時までの間に
しかお受けできないのです。」
「大変お手数ですがその時間に再度お電話
頂けないでしょうか?」
「そうすればお電話をおつなぎ致します。」
丁度電話した時は急いでいたのもあって
ちょっとムッとしてしまいました^^;
遠藤:「どうしてですか?循環器内科のスタッフは
いるのですよね?」
交換手:「どうしてと言われましても・・・決まり
ですので・・・^^;」
その後、何を言ったか忘れましたがひとしきり悪態を
ついて交換手さんとの会話は終わりました。
相変わらず器の小さい人間です^^;
午後2時になってもう一度電話し、
循環器内科につないでもらえたので、
診察日を変更すると同時に先程の理由を
聞いてみました。
循環器内科:「すみませんね~、午前中は先生の診察が
集中しているのでスタッフもいつでも
サポートできるようにスタンバイして
いないとダメなのです。」
「だから緊急のものを除き、午前中は電話を
取り次がないような決まりになっているんですよー」
なんかスーっとしました^^
この説明に妥当性があるかは別として、「理由」を
聞けただけでもう満足してしまいました。
このように、
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何かの主張をするときは必ず「理由」をつける!
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というのは業務提携契約交渉でも最も大事な
ポイントになります。
よく相手方から提出された契約書案を、理由もつけずに
そのまま自分の都合の良いように修正して返却する交渉者
がいますが、はっきり言って最悪の交渉スタイルです。
理由もつけずに修正された契約書を受け取ると相手は
「つべこべ言わずに黙って修正案を受け入れろ!!」
というメッセージを受け取ってしまいます。
たとえ修正した人間がそんなつもりはなくてもです。
これ、
受け取った相手の気持ちになってみればすぐにわかる
ことです。
そんな小さな不満や不信感は雪だるまのようにあっと
言う間に大きく膨れ上がって交渉が決裂するさまを
遠藤は今まで何度も見てきました。
どうも「契約交渉」という非日常的な状況に置かれると
慣れない人は、異常な行動(=理由をつけずに契約書を
修正して突っ返す)を取ってしまう人が多いようです。
普通にコミュニケーションを取ればいいのです^^
あなたも相手方から提出された契約書案を
修正するときは必ず、その「理由」をつけるように
してくださいね。
またメールしますね。
遠藤祐二