遠藤が昔まだサラリーマンだったときに社長に
「遠藤君はゴルフをやるのかね?」
と本当に関係ない話の流れの中で突然聞かれ
ちょっと驚きながらも下記のように答えました。
「えー昔はマレーシアにいた時は週に2回ぐらい
やってましたけど、今は5年ぐらいやってないです。」
「そう言えば今はマレーシアのコンドミニアムの投資が
盛んになりつつあって、日本人の富裕層がわんさか
押し寄せているみたいですよー^^」
でもそれを聞いた社長は、「あっそう・・・」と
つまんなそーな顔をしてそれっきり黙ってしまいました。
その翌週、社長が同僚のA君に、
「A君はゴルフをやるのかね?」
とこれまた脈絡もなく同じ質問をしているのを
目撃しました。
するとA君は、
「ええ。たまに行くくらいですが。社長はよく行かれるのですか?」
と答えました。
すると社長は、「よくぞ聞いてくれました!」と言わんばかりに
ニコニコしながら、
「いやー昨日も行ったんだが初めて80台で回ってさー○×△□・・・」
と昨日のゴルフ談義でものすごく盛り上がっていました。
そうなんです。
人が脈絡もなく質問をして来る時というのは、
質問しながらも、実は自分の事を話したい事が多いのです。
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唐突に自分のしたい話をするのもちょっと恥ずかしいので
質問と言う形を取っているだけです。
だからこの場合はA君のように、
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相手の質問と同じ質問を相手にもしてあげる。
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というのはとても有効な手段かと思います。
それで相手の本当に気持ちや要望を把握できることが
結構あるのです。
これ、業務提携契約交渉でも全く同じです。
相手が唐突にこちらにして来る質問は、実は相手自身が
かなり興味/関心をもっていたり、自社内の問題点だったり
することが多いのです。
なのでその場合は、自分の回答はそこそこに切り上げて
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相手の質問と同じ質問を相手にもしてあげる。
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という習慣がとても有効だと思います。
上記はあくまでも一例にすぎませんが。。。
あなたも契約交渉のときはぜひ
「相手の質問の背景にある本当の意図はなんだろう?」
と考える習慣をぜひお勧めしますよ。
またメールしますね。
遠藤祐二