トヨタ自動車名誉会長で経団連会長を務めた
豊田章一郎さんが亡くなられましたね。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
最近、Youtubeで豊田章男社長の
話を聞くことが多いです。
今年の4/1の株主総会で社長⇒会長と
なる予定ですが、豊田社長がどんな場面でも
繰り返し言っていることが、
「数ある電化製品の中で『愛』が付くのは車だけでは?」
「PCのことを愛スマフォ、冷蔵庫のことを愛冷蔵庫とは
言わないですよね?」
です^^
また、
「人間にとってそれだけ車というものは感情が伴う製品
なんです。
「だから将来的に車がどんなに自動運転化やAI化しても
決して日用品/単なる移動手段にはならず、感情を伴う部分は
失わないようにすることに私は拘っていきたい」
ともおっしゃっています。
あなたもちょっとご自身のことを振り返って
いただければ合点が行くと思います。
これまでの人生の中で、車と共に味わった
感情・記憶って結構残っていないですか?
・初めて彼氏/彼女とドライブに出かけた時のこと
・親友と車の中で口論した時のこと
・悩んで悩んで夜も眠れず、たまらず一人で夜の
高速をドライブした時のこと
・友達と大騒ぎしながら車で伊豆の海岸線を
すっ飛ばした時のこと
・渋滞にはまってしまい、人生のターニングポイントに
なるような重要な約束に遅れるかも?^^;と車内で
焦りまくってハンドルをたたきつけた時のこと
等々の感情・記憶が全て車という製品と一緒になって
いることが多いのです。
「移動する」という言葉は英語で言うと、
「move」ですが、moveには他にも、
「人の心を動かす、感動させる」
という意味もあり、
「単なる移動手段にしたくない!」
という豊田社長の想いには共感しますね^^
このように、
===============
単なる●●にしてはならない!
===============
の●●に入るものは車の他にもきっと色々な
製品・商品があると思います。
実はあなたが業務提携の契約交渉で
使用する契約書も全く同じです。
「単なる字面だけが整った契約書にしてはならない!」
のですよ。
場合によっては契約書一つで、
●●億というお金が動き、
●●年という貴重な時間が費やされるのですから、
そこには色々な想いや感情が乗ってこないと
おかしいのです。
お金や時間は命にも置き換えられる
大切なものですから当然のことです。
そのためには各ポイントについて一つ一つ丁寧に、
「ここは当社としてはどのように考え交渉すべきだろうか?」
「ここは当社の理念に照らし合わせると、譲れないポイントだよね?」
「ここのポイントについて当社が主張すると相手はどのような
反応を示すかな?」
などなどを本気になって社内で検討を重ね、
ブレーンストーミングをしていくことが
必要です。
そうすれば自然にと色々な想いや感情が乗ってきます。
まさに、愛車ともいうべき、想いや感情が乗った
トヨタの車を開発・製造するのと同じです。
このように考えれば、
ろくにコミュニケーションを取らずに
外部の法律の専門家に字面だけの契約書作成を依頼したり、
ネットからダウンロードした契約書の雛型を名前だけ変えて
使ったりすることが、いかにとんでもないことかがわかると
思います。
あなたも業務提携の契約書を用意する際には、
「単なる字面だけが整った契約書にしてはならない!」
ということを忘れずに、
あなたの想いや感情を載せた契約書にしてくださいね^^
またメールしますね。
遠藤祐二