開発されたシステムが期待通りに「動かない」「遅い」というトラブルは受託会社の故意・過失の場合もありますが、多くの場合はシステムの
仕様について事前に当事者間の十分な検討・話し合いがないことが
原因の場合が多いです。
遠藤は数多くのシステム開発委託契約をサポートしましたが、本当に
多くの場合このパターンです。そして不思議なことに対価だけは先に
決まっているのです。
中小企業にとって余裕がない、稼働がないというのは良く分かりますが
やはりここはしっかりと契約締結の時点では下記のポイントについて
両当事者でしっかりと決めておくべきと考えます。
◆システムの仕様はいずれの当事者が作成・決定・検収するか?
◆仕様変更についての時間的制限・費用負担
◆完成したシステムの検査基準
◆検査不合格時の対処方法