成果物がシステム/プログラムである場合、その納期や
受入検査基準は他の製品と違い、より高度で厳格なもの
でなければなりません。
システム/プログラムが会社の経営に与える影響を考えれば
当然です。
納期はいつにするのか?
受入検査基準はどのように決められ、どのような方式により
行うのか?まで、明確に定めて契約書上又は契約書別紙に規定する
ことが重要です。
なお、受託者の立場としては、「受入検査の期限」を
規定しておくことも重要です。たとえば、
委託者はシステムの納品日から起算して●●日以内に
受入検査を行い、瑕疵があったときは受託者に通知する
ものとする。当該通知がなかった場合はシステムは
受入検査に合格したものとみなす。
と言った感じです。
受入検査の合格によって受託者による代金請求権が
発生したり、危険負担が移転したり、保証期間が開始したり
するように規定する場合が多いので明確にすることで大きな
メリットがあります。
前述の「仕様」とダブっても良いので、きちんと決めておきましょう。