OEM契約において、委託者が仕様、図面、サンプル等を受託者に
提供するだけでなく、その品質保持のために、金型、製造器具、
原材料まで提供するケースもありえます。
要は、「開発⇒設計⇒製造」の流れを1社ではなく2社で分業する
ようなイメージです。
従ってどのステージでどちらがその担当をするか?という役割分担が
契約書上で明確に規定され、きちんと両者で上記の開発から製造まで
の流れが全て網羅されるように、漏れがないようにすることが重要です。
この辺も、製造する製品によってはかなり複雑な役割分担になるケース
もあり得ますので、その場合は製品の特定同様に別紙に詳細に規定して
契約書に添付するやり方がベストでしょう。