年間どれくらいのOEM製品の製造の委託の見込があるか?
「Forecast=フォーキャスト」と呼ばれることもあります。
受託者の立場からすれば、製造のための設備を整えたり、
原材料を調達しなければならないケースが多いので、フォー
キャスト情報はとても重要です。
受託者の交渉力が強ければ、見込みではなく、「最低これだけ
発注しなさい!」と最低購入量の義務のように規定するケースも
あるでしょう。
また、「大体これくらいの数量を発注しますよ。でもあくまでも目安
ですからね。」と気休めのように規定するケースもあります。
また取引によっては、複雑な計算式により3ケ月前、2ケ月前、
1ケ月前などと次々とフォーキャストが変化し、ある一定数値
以上に増減した場合は、いずれの当事者が補償するなどと
かなり複雑に規定するケースもあります。
これは発注量が膨大になる、PC部品などの電子部品などに
よく見られるケースです。
いずれにしても、取扱う製品によっては大変重要な条項に
なりますので、工場/製造の担当者とよく打ち合わせて
契約書に規定するようにすることが重要です。