フランチャイズ契約:加盟金/保証金

加盟金

フランチャイズ契約において、加盟店が本部に対して
ロイヤリティの前払金的な性格の加盟金の支払義務を
課すのが普通です。

この加盟金が契約終了時に返還されるのか否か?

について事前に加盟店に明示する義務が先に挙げた
ガイドラインに規定されています。

一般的には、「返還されない」と定めるケースが多い
ようです。

また、加盟金と似たような位置づけで「更新料」を契約更新時に
加盟店から徴収するケースもありますが、これについても加盟金同様に、

契約終了時に返還されるのか否か?

を明確にしておくことをお勧めします。


保証金(加盟保証金などとも言います)

加盟金とは違い、こちらは契約終了時に加盟店の債務
がきちんと清算されていれば返還される性質のもので、
加盟金とは別に定めます。これはアパートの契約で言えば
敷金と同じ性格のものと言えるでしょう。



加盟金とは違い、こちらは契約終了時に加盟店の債務
がきちんと清算されていれば返還される性質のもので、
加盟金とは別に定めます。これはアパートの契約で言えば
敷金と同じ性格のものと言えるでしょう。アンカー

なお、実務ではフランチャイジーの債権者が保証金返還請求権を
差し押さえてきたときは、保証金が担保する債権の範囲が問題に
なることがあります。そのため下記のように保証金のカバーする
債権の範囲を明確にしておくことが多いです。

「フランチャイジーは、フランチャイザーに対してフランチャイジーが
 本契約および関連契約に基づきフランチャイザーに対して負担する一切の
 債務を担保するため、保証金として金●●●円を預託するものとする。」


◆条文例◆


第●条(加盟金)

1.加盟店は、本契約締結日に、フランチャイズ本部に対して
  50万円(税別)を本FCの加盟金と
してフランチャイズ本部の
  指定する金融機関の口座に振り込むものとし、振込手数料は加盟店

  の担とする。
2.前項により加盟店からフランチャイズ本部に支払われた加盟金は、
  理由の如何を問わず加盟店に返還されないものとする。

 

第●条(保証金)

1.加盟店は、本契約締結日に、加盟店が本契約に基づき
  フランチャイズ本部に対して負担する一切
の債務を担保する
  ための保証金として50万円(不課税)をフランチャイズ本部の
  指定する金融
機関の口座に振り込む形で預託するものとし、
  振込手数料は加盟店の負担とする。

2.フランチャイズ本部は、加盟店が本契約に基づくフランチャイズ本部
  に対する債務の支払を怠っ
たときは加盟店に通知のうえ、
  保証金の全部または一部をその債務の弁済に充当することができ
る。

3.前項の充当により保証金に不足額が生じた場合、加盟店は、
  フランチャイズ本部の請求に従い
直ちにその不足額を
  フランチャイズ本部に対して預託するものとする。

4.加盟店は、フランチャイズ本部の承諾無くして、保証金の
  返還請求権を第三者に譲渡、質入れ、
その他担保に供しては
  ならないものとする。

5.本契約が有効期間満了、通知解約または契約解除により終了
  したときは、保証金は第34条第1項第(3)号の規定に従い
  精算されるものとする。

 

 

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